idea factory from newspaper 2003 11 23
イラク(Iraq)
アメリカにとって、イラク問題で、最良の選択は、アメリカ軍の撤退である。
すでに目的は達成している。
独裁政権を倒し、イラク民主化への道を切り開いた。
戦争の目的は、すでに達成している。
戦争には勝利した。
そして戦争は終わった。
終わったならば、兵士は故郷へ帰る。
ひとつ、心配があるのかもしれない。
それは、イラクに、イラン型の国家ができること。
しかし、それは、イラクに民主主義を導入した結果として、
起る事態なので、やむを得ない。
民主主義には、選挙が不可欠。
イラクでは、大きな勢力を持つシーア派が実権を握るのは、
選挙の結果であるから、容認しなければならない。
これは、アメリカの描いた理想と違うかもしれない。
しかし、初めて実施するテストで、いきなり100点を取るのは無理である。
初めてのテストならば、70点を狙うのが妥当である。
その結果が60点でも、それを合格としなければならない。
今後、何回か実施するテストにおいて、
70点、80点、90点と高めていけばよい。
イラン型の国家は、長続きするとは限らない。
イスラムの発展のためには、
イスラム教の宗教改革は避けられない。
イスラムのさらなる発展のために、
イスラム教の近代化は避けられない。